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煙管のススメ~掃除編~

明けましておめでとうございます。

昨年夏以来すっかり筆が止まってしまい、各方面からお叱りをいただいておりました町家暮らし日記ですが、気がつけば新しい年を迎えての連載再開となりました。


皆様お元気ですか?

私はその間、引っ越したり患ったり出張したりiPad買ったりと、なんだかんだと相変わらずの日々を過ごしておりました。


久しぶりの記事は、最近メキメキと注目を集めている煙管について。
吸い方編のアクセスがものすごいことになっているので、久しぶりに煙管のススメを書いてみることにします。



昨年10月の煙草の値上げ以来、にわかに注目を集め、ヤフーのトップニュースでも扱われるほどになった煙管。
喜狂家としては、この流れは予想していたのですよフフンなどと先見に明るぶっている今日この頃ですが、煙管を初めて最初にぶち当たる壁が、お掃除問題です。

煙管は道具自体がフィルターの役目を果たしているため、しばらく使っていると脂が詰まってそれはそれはえらいことに。
なんだか水っぽい煙になり、吸い心地はどんどん悪くなり、ついには煙もなんにもこなくなり、めんどくせえからポイ、なんてことにもなりかねない重要な問題です。


そろそろ脂が詰まってきたかな、と思ったら、以下の道具をご用意ください。


【エタノール】
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薬局で買えます。


【ストロー用ブラシ】
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ダイソーへGO!

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先端にブラシが付いています。


【キッチンペーパー】
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ティッシュよりも耐久性に優れた頼れるヤツ。安心感がたまらん。


【愛用の煙管】
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この記事のために2ヶ月掃除をしていません。



さて、お掃除開始。

適当な大きさの容器に、エタノールを注ぎます。
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火気厳禁、自己責任ですぞ!


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次に、モールの先端をエタノールにじゃぶじゃぶ浸します。


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浸したモールを、煙管のおしりから挿します。
ゴシゴシと、脂をこそげとるイメージでちょっとずつ奥へ奥へと進めていきます。


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松の内から美しくないものをお見せして申し訳ない。
これが煙管の詰まりの元。
みなさんは、ここまで詰まる前に早めにお掃除しましょうね。

ここで一度モールを抜き取り、エタノールに浸してキッチンペーパーでブラシ部分を丁寧に拭きます。
水洗いは禁止!というか意味がありません。


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綺麗になったブラシに再度エタノールを染み込ませ、再度煙管につっこんでゴシゴシ。
これを何度か繰り返します。


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羅宇が綺麗になったら、次に火皿のお掃除です。
ここに詰まり癖が付くと面倒なことになりますので、しっかり掃除しておきましょう。

エタノールに浸した綿棒で、ゴソゴソと拭き取るように火皿の中をキレイにしてやります。



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最後に雁首をエタノールに漬けて、キッチンペーパーで雁首の周りをこするように拭いてやると出来上がり。
煙管を空吹きして中に残っているエタノールを飛ばすことも忘れずに。


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真っ黒だった雁首周りがピカピカになりました。
金属部分の汚れは、エタノールで拭くか、それでも取れない場合は歯磨き粉をちょっと付けてウェスで丁寧に拭いてやれば、たちまちのうちに輝きを取り戻します。


間違っても、煙管全体を煮沸するようなことはしないでくださいね。
羅宇がふやふやになって死んでしまいます。


今回ご紹介した掃除方法は、脂が中までびっしり詰まってしまった場合の対処法。
本当はこまめにこよりやモールで掃除してやるのが一番です。

また、炭火を常に熾しているという昭和初期なあなたは、自転車のスポークを炭でキンキンに焼いてやり、吸口から突っ込んでやると脂が溶けてドボドボ出てきます。が、部屋の中がえらい匂いになるので、屋内では非推奨です。



あまりの人気急上昇ぶりに、全国的に「こいき」が品薄となってきているようですね。
一過性のブームなのか、はたまた文化としての息を吹き返すのか。

それは、いまや貴重となったこいきを手にしたあなたにかかっています。
今なお手作りで頑張ってくださっている日本のたばこ農家さんに感謝して、大事に吸いたいものですね。



さて、ここで大切なお知らせ。


来る1月10日(月・祝)の20:55 ~ 21:20にKBS京都で放送される京都専科という番組で、煙管が取り上げられることになりました。

もちろん、谷川清二郎商店の谷川さんにスポットを当てて、煙管にこだわった35分になりそうです。

私も、喜狂家としてちょこっと出演する予定ですので、お時間がある方はぜひぜひ御覧くださいませ。



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【8/14(土)】喜狂家第三回は、喜世留"楽"概論!

煙管を愛する全ての人に贈る、一夜限りの煙管バー「喜狂家」も今回で三回目を迎えました。
今回はちょっぴりアカデミックに煙管に迫ります。
煙管職人、煙草提供者、煙管初心者から愛好家までが西陣のワインバーに集い、お酒と料理をお供に煙管を語り、知り、学びます。

今回は、煙管職人の谷川清三氏、煙草店「キシダサービス」の岸田静子氏、東京からは粋人会議と、煙管文化に深く関わる方々にもご参加頂き、ご参加の皆様と同じ席で煙管を喫い、自由に語っていただきます。

煙管の種類と分類について、刻みたばこ農家の現状、煙管の掃除の仕方などなど・・・
煙管に興味のある方から煙管をこよなく愛する方まで、煙管がもっと好きになること間違いなし。

野中智史による三味線ライヴもございます!

皆さん自慢のマイ煙管を持参の上、お気軽にお越し下さい。

もちろん、初めての方の為の煙管体験、入門用煙管&刻み煙草
の販売もご用意しております。


日時:8月14日(土) 

open:pm7:00 start:pm7:30

入場料:1,500円(1drink付き)

*野中智史による三味線ライヴあり!

※先着40名様までとさせて頂きます。出来ればご予約ください。

場所:ミホプロジェクト studio yu-an


お問い合わせ・お申込みはこちらまで

◆yu-an◆
075-417-4870
yu-an@mbox.kyoto-inet.or.jp

◆喜狂家◆
hidemasa@oharibako.com

第4回はなみばこレポート

毎年4月第二日曜日、やすらい祭りに合わせて開催しておりましたはなみばこ。
今年は桜の満開に合わせまして、第一土曜日に行いました。

昨年、一昨年と人があふれ、1階にまで席を作ってごたごたした経緯をふまえ、今年は少ししっぽりした雰囲気にしようと画策。
ライブ、ご飯、お酒で1500円とさせていただきました。
それでも30人のお客様に来ていただき、今年も盛り上がりましたはなみばこ、その様子をお伝えします。

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今年もご飯担当は辻さんです。
昨年まではご隠居でしたので時間のあった辻さんですが、今年は足場職人としてお寺の改修に忙しい日々を過ごしているため、事前の準備がほとんど出来ない中で段取りしていただきました。
本当にお疲れさまです。

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去年までの散り際の桜とは違い、満開の中迎えたはなみばこ。
昼間は例年通りの桜餅振る舞い、そして二回では喜狂家による煙管ワークショップで楽しんでいただきました。


今年の目玉はなんと言っても八重山民謡。
演者は店主の同級生のHさん。大学卒業後、石垣島で暮らしながら三線(さんしん)の修行を続けてこられました。
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私たちの祝言の宴の受付をしてくれたべっぴんさんです。
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八重山三線は、沖縄本島の三線とはまた違うものなのだそうです。
石垣島は、琉球王国に支配されていたという歴史があり、その民謡の中には、琉球王国に対するうらみつらみや、人頭税による悲恋の唄など、かんたんに沖縄民謡としてひとくくりに出来ない背景があるのだそうです。

着物も、琉球は紅型などの染め、芭蕉布などの織物が有名ですが、八重山諸島は八重山上布という苧麻(ちょま)の織物が特産品でした。
沖縄周辺の島々では、奄美大島の大島紬、対馬の対馬麻、宮古島の宮古上布など、優れた織物が数多くありました。
明治になってそれらの島々を支配した薩摩によって、江戸時代には幕府と取引が行われ、贅沢を禁止された江戸っ子達のお洒落着として愛用されました。
明治になってからは「薩摩上布」として献上され、評判を得たそうです。

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伝統的な八重山言葉で唄われる民謡は、大和民族の言葉とは大きく異なり、Hさんの解説が無ければ何もわかりません。
改めて、日本という国が単一民族国家ではなかったことを思い知らされます。
近代化の波に呑まれ、消えて行ったたくさんの民族。
善し悪しは別として、それは事実です。
でも、こうして民謡を語り継ぐ人がいる限り、その民族が残したものや、確かに生きた人たちがいた事実は消えることはありません。

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三線を斜に構え、唄うHさん。
男女問わずみんなが見とれたことでしょう。ええ、私もですとも。
明治時代に流行った女義太夫って、こんな感じだったのでしょう。

なんだかんだで2時間くらいライブとおしゃべりをしてくれたHさん。
宴の席で皆さんリラックスして、南の島の唄に思いを馳せてくれました。
良いライブでした。

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10時を回ると、やっぱり正尚堂の佐野さんが駆けつけてくれて、やっぱりここからは佐野ワールド。
さすが、元カリスマバーテン。
大人の時間には欠かせない人です。

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最終組は、なんだかんだで2時くらいまで残ってくれました。
色々大変ではありますが、やっぱりたまにはこういうイベントが無ければね。
今年は春に限らず何かまたイベントをやってみよう。
みんなと和で遊んでみよう。

力を抜きながら、出来る範囲で楽しくね。

来て下さった皆様、差し入れをくださった皆様、本当にありがとうございました。

3/30喜狂家桜の宴@yu-anレポート

去る3/30、西陣のワインサロンYU-ANにて、煙管バー喜狂家をさせていただきました。
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今回は、桜咲く満月の夜。
ちょっぴり怪しげな夜に仕立てるべく、用意したのはお香です。
ただ焚くだけではありません。煙管でお香を味わおうというのが今回の趣旨です。

つかったのは、松栄堂の塗香(ずこう)極上10g1050円。
これを少量刻みたばこに振りかけて、それを煙管で呑む訳です。

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今回初お目見えのお道具は、この煙草盆。
欅の無垢で作られた、コンパクトな煙草盆です。
煙管掛けと、刻み入れと、灰吹きがセットになった便利なものです。
ふたはスライド式で開閉可能。
灰吹きは付いていなかった為、自作しました。

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野点傘の下ちゃぶ台を囲んでみんなでもくもく。
紙巻きたばことの煙とは違って、嫌なにおいもせず、すぅっと消えて行く煙管の煙は粋なもんです。

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奥座敷は、着物人達が集まって、お酒と煙を楽しんでいます。

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結婚式の際着付けをしていただいたかぐやさん。
この日は日本髪で遊びにきてくれました。

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桜の髪飾りをつけた女三人衆。
最近こういう光景が、当たり前になってきたように思います。
なんと恵まれていることでしょう。

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かぐやさんの後ろ姿。
いつもきりっと背筋を伸ばしている人で、立ち姿がとても美しい方です。
日本髪はこうがい髷。塗りのこうがいが挿してあります。
帯は手書きで墨が走っています。
帯留めは刀の鍔。玄人さんの、プライベートといった出で立ちです。

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かみさんの後ろ姿。
おなじくこうがい髷を結っています。
二人とも、エメラルド美容室で結ってもらってきていました。
いつもは鬢をあまり張らずにすっきりとした小振りの頭に結ってもらっていますが、この日はいわゆる灯籠鬢。
少し張り出し気味の、あでな頭に仕上げてもらっていました。

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この日は、たばこ神社の神様にもお出まし頂き、日本の煙草文化の新しい形をご覧に入れました。
煙草の役割は、まだ終わっていないはず、と信じています。


夜も更けて満月が中天にさしかかる頃、正尚堂の佐野さんたちご一行が到着しました。
さあ夜の時間。佐野タイムの始まりです。
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みんなで煙をくゆらせながら、美味しいお酒が進みます。
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佐野さん、やんちゃなお顔に仕上がりました。
こうなったらもうこの人は止まりません。
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よっぱらったかえちゃんにイタズラ。
曰く、「足の裏やったらばれへんやろ」。
なるほど。

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最後には着物女子プロレスが始まり、何が何やら分からない状態に。
桜と煙と月の夜は、女人を狂わせるのでしょうか。


結局最後はこうなっちゃうのが喜狂家の常。
次回はもう少し、煙管につっこんだ内容にしようと誓った夜でした。

たばこ税増税の救世主

全国2700万の愛煙家の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
たばこ税増税が現実味を帯びてきて、そろそろたばこやめなきゃとイライラして、余計にたばこの数が増えていたりしませんか?


さて、増税された暁に、刻みたばこの価格はどのようになるのでしょうか?
試算してみましょう。

一般的な紙巻きたばこは、1本ほぼ1グラム。1箱20本で20グラムです。
そして、現在の価格は1箱平均300円です。

1箱700円になった場合、400円の増税となります。
1本あたり、つまり1グラムあたり20円の増税です。
1箱1000円になった場合、700円の増税となり、1本あたりは35円の増税です。

現在唯一の刻みたばこ、「小粋」の内容量はきっかり10グラムです。
そして、現在の価格は330円。
たばこ税は、原則的に重さにかかってくるのですが、なぜか刻みたばこは2グラムで紙巻きたばこ1本換算となるそうです。
ということは、1箱あたり5本分の増税となります。

紙巻きたばこの小売価格が700円の場合、「小粋」は(20円×5本分=)100円アップの430円となります。
同じく1000円の場合、「小粋」は(35円×5本分=)175円アップの505円(切り上げて510円?)です。

紙巻きたばこは、多くの人が1日1箱吸っていることでしょう。
1ヶ月のたばこ代は、前者が21,000円、後者なら30,000円(!)です。
もはやこれは嗜好品の価格ではありません。末端価格と言った方がしっくり来ます。

対して刻みたばこは、スパスパ吸っていても4日は持ちます。
1ヶ月のたばこ代は、前者で3,300円、後者でも3,800円となります。


しかも刻みたばこなら、吸い殻・副流煙・健康被害・かっこ悪いなどの嫌煙家の主張に真っ向から立ち向かえます。
絶望に暮れる愛煙家を救うノアの箱船は、刻みたばこにありました。
今や数軒になってしまった茨城県水府のたばこ農家が手作りで作る刻みたばこは、日本が世界に誇る上質のたばこです。
刻みたばこを吸うことは、作り手さんを応援し、自給率を高める手伝いも出来るのです。
煙管の火種を未来に残しましょう!

これを機に、喜狂家はどんどん煙管を啓蒙していきますよ。
http://www.youtube.com/watch?v=qV_VBnRMBwU
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